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僕には良心がない。神経だけがある。 芥川龍之介が張りめぐらした大正ウェブ感覚 松岡正剛 (4/5ページ)

2015.12.6 11:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEYBOOK】「杜子春・南京の基督」(芥川龍之介著/角川文庫、496円、在庫なし)

 この文庫では『南京の基督』を読みたい。南京の奇望街で宋金花という娘が春を売っていた。父親を養うためだったが、楊梅瘡に罹ったので自粛しようと決意した。あるとき外国人が訪ねてきて金花を買おうとしたが断られた。値を上げてみたが、やはり応じない。それでも心が動いた男は金花を抱いた。やがて金花の病いは癒えたが、男のことが気になった。そのときはっと気が付いた。あれは十字架を下げた基督の姿であったということを。

『歯車』が多くを暗示

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