生鮮品売り場で買い物をする親子連れ。消費税の税率が2つ併存することになり、消費者からは「分かりづらい」「食品だけでは負担は軽くならない」といった声が漏れている=2015年12月10日夕、東京都練馬区(共同)【拡大】
試算は夫婦と子供2人の世帯を想定し、酒類・外食を除く食品全般と新聞・出版物に軽減税率が導入された場合の負担を収入別に推計した。
それによると、年収1500万円以上の世帯では負担額が年約5万9000円増え、増加分が所得に占める割合は0.71%だった。これに対して、年収250万円以上300万円未満の負担増加額は約2万1000円、250万円未満だと約2万4000円となり、所得に占める割合はそれぞれ0.82%、1.05%に上った。
軽減税率がないまま消費税率が10%に上がる場合、年収250万円未満の世帯の負担増は約3万4000円となる。所得の1.46%を占める計算で、軽減税率が負担を一定程度和らげる効果は認められた。ただ、高収入の世帯も同様に恩恵を受けるため、所得格差を埋めるには至らなかった。(SANKEI EXPRESS)