都内の市場の野菜売り場。生鮮食品に加え、加工食品も軽減税率の対象となった=2015年12月7日(ロイター)【拡大】
軽減対象ではない自動車や家電などの販売減は懸念されるが、「消費税率が8%に上がった14年度ほど、個人消費は落ち込まない」と予想する。
一方、軽減税率で減る税収1兆円のうち、現時点で穴埋めできているのは5000億円程度にとどまる。基礎的財政収支は、内閣府の楽観的な見通しでも20年度に約6兆2000億円の赤字が残る。軽減税率による税収減が加われば、赤字額はさらに膨らむ計算になる。
政府内ではたばこ税の増税や景気回復による税収の上振れ分を使う案も検討されているが、巨額な税収減を穴埋めするのは容易ではない。(SANKEI EXPRESS)