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サウジ、イランと断交 IS対策に影響 冷静さ欠く王家 危機的な中東分断 (4/4ページ)

2016.1.5 08:00

イランの首都テヘランにあるサウジアラビア大使館前で、処刑されたシーア派指導者ニムル師のポスターを掲げて抗議する人々=2016年1月3日(AP)

イランの首都テヘランにあるサウジアラビア大使館前で、処刑されたシーア派指導者ニムル師のポスターを掲げて抗議する人々=2016年1月3日(AP)【拡大】

 サウジ東部のペルシャ湾岸地域にはシーア派住民が多い。国内では、ニムル師らがイランの支持を受け、サウド王家の打倒を目指していたとの理解が一般的だ。

 欧米との和解を意味する昨年7月の核問題最終合意に加え、イラク、シリア、イエメンと周辺国で徐々に強まるイランの影響力が、サウジにも及んできた-。レバノンの外交評論家、ハリル・フレイハン氏は、サウジ国民にシーア派への恐怖感が広がり「イランを食い止めろという民意の圧力が、王家に強硬な措置を取らせた」と指摘する。

 テロ封じ込めを最優先する米国やロシアは、関係正常化へ仲介を急ぐ。だがサウジ側は、テヘランの大使館襲撃事件を「イラン当局が黙認した」として激怒している。歩み寄りは難しそうだ。(共同/SANKEI EXPRESS

 ■スンニ派とシーア派 イスラム教預言者ムハンマドの慣行(スンナ)を護持し全イスラム教徒の約9割を占めるスンニ派に対し、シーア派は、ムハンマドの死後、いとこで娘婿のアリとその子孫に権威が引き継がれたと主張、異なる教義を持つ。サウジアラビアでは国民の85%がスンニ派なのに対し、イランでは90~95%をシーア派が占めている。

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