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明けまして白洲正子を読みまくる松の内 韋駄天お正が切り込んで行くと決めた「あの中」 松岡正剛 (4/5ページ)

2016.1.6 19:00

 【KEYBOOK】「雨滴抄」(白洲正子著/世界文化社、1728円)

 骨董の値打ちというものは目利きによって決まるのではない。豊かな渉猟がもたらす乾坤一擲の思い入れが値打ちをつくる。本書は白洲さんの思い入れが各人各処に及んで眼が眩む織物になっている。とくに壺中居の広田煕についてのエッセイを読むといい。本書に引用されている和歌も心打つものばかり。冒頭の武相荘の初期のことを綴った「鶴川日記」も味わい深かった。

 【KEYBOOK】「風花抄」(白洲正子著/世界文化社、1728円)

 千田長次郎の桜の唐紙、和田伊三郎の楊筥(やないばこ)、岡野安重の花鋏、久保田満の葦の簾、槙野文平の白木家具、関野晃平の貝の箱…。これらの逸品を知らない日本人は不幸である。ぜひ本書を手にとられたい。30歳になったばかりの川瀬敏郎についての有名なエッセイも収録されている。「私は信楽は好きだが、伊賀は嫌いである」の意図に、いまこそ耳を傾けたいと思う。

日本人を事細かに指南してくれたんだとも思う

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