スタジオジブリ・宮崎駿監督引退記者会見会見する宮崎駿監督=東京・吉祥寺(撮影:今井正人)【拡大】
--今後、ジブリの若手監督作の監修や脚本などに関与するのか
宮崎「(予定は)ありません」
--今回の引退宣言は、これまでの発言と何が違うのか
宮崎「『風立ちぬ』は『ポニョ』から5年かかった。その間、シナリオを書いたり漫画を書いたり、いろんなことをやっていましたが、やはり5年かかる。今、次の作品を考え始めると、5年じゃすまないでしょう。この年齢ですから。次は6、7年かかるかもしれない。僕はあと3カ月で73歳。(作品完成までに)80を過ぎてしまう。この前、83歳の半藤一利さんとお話をして、本当にいい先輩がいると思った。僕も83歳になってこうなれたらいいなと。だから(創作を)続けられたらいいと思いますが、今までの仕事の延長線上にはない。僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わった。今後、やろうと思っても、それは年寄りの迷い言だと」
「高畑監督も誘ったけど…彼はずっとやるんじゃないか」
〈冒頭、報道陣からの質問は引退理由に集中した。一方、海外メディアからの質問も相次いだ〉
--引退を決めたタイミングは
宮崎「よく覚えていないんですけれど、鈴木さんに『もうだめだ』といいました。鈴木さんは『そうですか』と。何度もやってきたことなので、鈴木さんが信用したかは分かりませんが、ジブリを立ち上げたときに、まさかこんなに長くやるとは思わず、何度も引き時を話してきた。『次は7年かかるかもしれない』という話に、鈴木さんもリアリティーを感じたんだと思います」