700系車両に技術が生かされた「300X」【拡大】
日本最速を誇る「300X」
平成7年に完成した「300X」は、翌8年に443キロの最高時速を計測。現在でもリニアモーターカーを除く国内鉄道車両の最速を誇っている。
当時のJR東海の主力車両だった「300系」より1両当たりのモーター出力を1・6倍に引き上げ、騒音を減らすための技術も組み込まれている。水鳥のくちばしをイメージした先頭車両は、騒音の原因となる空気抵抗を減らせるデザインという。
また、連結部分の隙間を幌(ほろ)で覆うなど、300Xの試験成果は、「700系」「N700系」などの現在の主力車両の開発にも生かされている。
3両をじっくりと観察した福井県坂井市の会社員、山田大介さん(23)は、「高速化という目標は同じでも、各社の違いが見えて面白い。『STAR21』の先頭部分下側には、雪国を通行する東日本ならではの除雪装置が付いている」と感心した様子で話していた。