新幹線の進化支えた高速試験車両 スピードにかけた技術者に思いはせる (5/6ページ)

2014.11.3 07:04

  • 「300X」(手前)と「STAR21」
  • JR東日本の新幹線高速試験車両「STAR21」
  • 「WIN350」の正式名称は「新幹線500系電車900番台」。車体にその番号が記されている
  • 「WIN350」の運転席
  • 「WIN350」を背景に記念撮影する親子
  • 「300X」の車内に入るために並ぶ人たち
  • 「300X」の運転席
  • 特別公開された300X、STAR21、WIN350(左から)=滋賀県米原市
  • 左からJR東海の「300X」、JR東日本の「STAR21」、JR西日本の「WIN350」=滋賀県米原市
  • 施設内に保存されているWIN350、STAR21、300X(手前から)


700系車両に技術が生かされた「300X」

700系車両に技術が生かされた「300X」【拡大】

 日本最速を誇る「300X」

 平成7年に完成した「300X」は、翌8年に443キロの最高時速を計測。現在でもリニアモーターカーを除く国内鉄道車両の最速を誇っている。

 当時のJR東海の主力車両だった「300系」より1両当たりのモーター出力を1・6倍に引き上げ、騒音を減らすための技術も組み込まれている。水鳥のくちばしをイメージした先頭車両は、騒音の原因となる空気抵抗を減らせるデザインという。

 また、連結部分の隙間を幌(ほろ)で覆うなど、300Xの試験成果は、「700系」「N700系」などの現在の主力車両の開発にも生かされている。

 3両をじっくりと観察した福井県坂井市の会社員、山田大介さん(23)は、「高速化という目標は同じでも、各社の違いが見えて面白い。『STAR21』の先頭部分下側には、雪国を通行する東日本ならではの除雪装置が付いている」と感心した様子で話していた。

これらの3車両が同センターで実験を行ったことはないという

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