
28日、英国の国民投票でEU離脱決定後、初の首脳会議が行われるブリュッセルの欧州連合本部(AP)【拡大】
ただ、英国の離脱決定の影響を受けるのはEUも同じだ。「中途半端な状態」(メルケル独首相)を引きずれば、欧州経済にも悪影響となり、各地の反EU勢力の一段の台頭を招いて英国の国民投票のような動きが飛び火しかねない。
ドイツなど政治危機にも陥る英国に一定の猶予を与えることに理解を示す加盟国もある。だが、極右が勢力を増すフランスのオランド大統領が「EUの立場も尊重してもらいたい」と英国に早期の離脱通告を求めるなど、加盟国には温度差があり、一枚岩ではない。
ユンケル欧州委員長は首脳会議開幕前の28日、「英国には可能な限り迅速に状況を明確にするよう要求する」と強調した。