30日の欧州株式市場は利益を確定する目的の売り注文が先行し、3営業日ぶりにやや反落して始まった。
株価が回復基調にある背景について、ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「各国の政府や中央銀行が市場安定化のための情報発信をしたことや、リーマン・ショック時とは異なり金融システム不安には陥っていないことが大きい」と語る。
一方、円相場は1ドル=103円を大きく超える円安がなかなか進まず、株価に比べると戻りが鈍いのは否めない。英国のEU離脱決定で世界経済の不確実性が高まり、リスク回避の円買いが入りやすい状況が続いていることに加え、ドル高要因となる米国の追加利上げが一段と遠のいたとの観測が強まり、円安に振れにくくなっている。