■長期金利はマイナス幅拡大
岡三オンライン証券の武部力也投資情報部長は「8日に米国の6月雇用統計が発表されるまでは、円安が進んでも1ドル=103円50銭程度だろう」とみる。
投資家のお金が国債などの安全資産に逃避する流れから、長期金利には低下圧力がかかり、指標となる新発10年物国債の利回りは6月29日に過去最低となるマイナス0.240%をつけた。30日はマイナス幅をやや縮めたが、日銀が追加金融緩和に動くとの観測も利回り低下に拍車をかけている。
金融市場は小康状態となってきたが、英国の正式なEU離脱に向けたプロセスははっきりせず、投資家の警戒感が払拭されたわけではない。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「以前のギリシャの財政危機のように、折に触れて問題が浮上する恐れがある」と警告している。(森田晶宏)