綿矢りささん新刊「ウォーク・イン・クローゼット」 消費社会の悲哀、軽やかに (4/4ページ)

2015.11.22 17:02

収録作の執筆のために陶芸家を取材。「その職業に夢中になる理由、魅力が伝わってきた」と話す綿矢りささん

収録作の執筆のために陶芸家を取材。「その職業に夢中になる理由、魅力が伝わってきた」と話す綿矢りささん【拡大】

 昨年に結婚し、関心が向く対象も広がっている。今興味をひかれているのは日常の小事件を連ねたホームドラマ風の小説だという。

 「家族や商店街の人々に起こった小事件が解決してはまた繰り返されていく。全体にリズムが生まれそうだし、安心感もありますよね」。そう言って笑みをみせた。「あれこれ書いてみたい気持ちが普通にあるのは、うれしいな」

【プロフィル】綿矢りさ

 わたや・りさ 昭和59年、京都府生まれ。平成13年に『インストール』で文芸賞を受けてデビュー。16年に『蹴りたい背中』で芥川賞、24年に『かわいそうだね?』で大江健三郎賞。ほかの著書に『ひらいて』『大地のゲーム』など。

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