でもマンガは別です。私はマンガを描けませんし、マンガ原作の依頼もありませんから、現実逃避の手段として、まだ成立するのです。
数年前からいつも手元に置いて、ことあるごとに読み返すのは『ギャグマンガ日和』(増田こうすけ著)。この作品は過去に別の媒体でも取り上げたことがあるのですが、本当にお気に入りなので、ここでも紹介させてください。
タイトルどおり、作品はギャグマンガです。とはいえ内容はシュール、不条理、ナンセンス、ブラック風味と多岐にわたっています。1話10ページ前後から、中には1ページで終わるものもあります。また、同じキャラクターが出てくるシリーズ化されている作品もあれば、一話限りの単発作品もあり、それらがとても良いバランスなので、全体的な構成も飽きさせません。
多岐にわたるテイストゆえ、大変面白く感じる作品と、そこまではいかないものに分かれてしまうことはあります。けれども、初読のときに笑いのツボにはまらなかった作品が、再読時にしっくりきて、お気に入りの一作になることもあり、油断なりません。