普通ギャグマンガは一読しオチがわかればそれまでなのですが、この『ギャグマンガ日和』に関しては違います。涙を浮かべて爆笑という極端な反応は無くなりますが、それでもにやりとしたり、ふっと軽く笑わせてくれます。やっぱり面白いなあと、何度でも思える。それはやはり、オチはもちろんなのですが、話の設定、オチに至るまでの展開や、キャラクターがしゃべるせりふの巧みさ、言い回しの妙があるからでしょう。
たとえば最近のお気に入りですと13巻収録の第247幕「メガライダー」という作品。この作品は7ページありますが、吹き出しのせりふはすべて売れないアイドル、牛山サキというレギュラーキャラクターのもの。一人でずっとしゃべっていて掛け合いがないのに、設定と展開に加えてせりふそのものが増田節とでも言いましょうか、表現も口調もなにもかも巧妙であるため、何の違和感も抱かせずに読ませ、さらに笑いを誘うのです。