クエン酸サイクルがスムーズに働いていれば、バテやすい夏のからだも疲れにくくなります。
レモンのクエン酸の量は梅干しの2倍、ミカンの6倍ほど含まれるそうです。そして、レモンの香りの成分にはリラックス効果があるといわれています。
ちなみに果汁100ミリリットルには50ミリグラムのビタミンCが含まれます。レモネードやスムージー、料理にかけるなど果汁でとる、皮ごと輪切りにしてはちみつ漬けにしたり、輪切りにして煮込みやサラダに加えるなど、夏バテ予防にレモンを上手にとりいれましょう。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)、「はじめてのシニアの健康スムージー」(家の光協会)。