【肩立ちのポーズ】
このポーズは、頭と足の位置が上下入れ替わった「逆転のポーズ」です。顎を胸に押し付け、甲状腺と副甲状腺への血液の流れを促進させます。全身の血流が活発になることで体温が上がり、免疫機能が高まります。また体が温まると、血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
〔1〕仰向けの状態から両手で床を押し、おなかに力を入れて両足を天井に持ち上げる。
〔2〕両手を腰に添え、手でサポートを入れた状態で顎を引き、首に負担が掛からないよう両肘、両肩で体を支える。
〔3〕両つま先を真っすぐ天井へ向け、同時に膝を伸ばす。横から見ると、足先から肩にかけて一直線上になるようにおなかに力を入れ、背骨を垂直に伸ばす。
このポーズで首に負担がかかりそうなら、お尻を床に近づけ顔の真上に膝がくるようにして首への負担を減らしましょう。無理をせず、体が「く」の字になるよう腰から股関節にかけて折り曲げます。また首への負担を減らすために、ブランケットなどを首から肩にかけてクッションのように敷くのもいいでしょう。