現在、航空会社がスポンサーとして世界各地への遠征を協賛してくれているが、できれば障害のある子供、障害のない子供、どんな子供たちも元気よくスポーツできる環境も作っていきたいという。
「ぼくもそろそろ競技人生も終わりかなって。2020年の東京パラリンピックに出られればいいけど、もう無理じゃないかな。だからコーチになる資格もとろうと勉強中です」と今年40歳になった彼は新しい展開を語る。そのために日本やタイで活動を支援してくれる企業なども探している。
彼が中学の時に出会った体育の先生はどんな人だったのだろう、と飛行機をおりた後もぼくは想像を続けた。床を這っていた子供がパラリンピックで金メダルをとる。なんて人生は愉快なのだと思わずにはいられない。人生は人でも本でも出会いが全てといえるが、彼は見事にそれをものにして歩んできた。
彼の本名はプラソチョーク・クルンゲルン。通称は安岡チョークさんだ。こういう旅での縁は大切にしていきたい。
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ローカリゼーションマップとは? 異文化市場を短期間で理解するためのアプローチ。ビジネス企画を前進させるための異文化の分かり方だが、異文化の対象は海外市場に限らず国内市場も含まれる。
安西洋之(あんざい ひろゆき) 上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、独立。ミラノ在住。ビジネスプランナーとしてデザインから文化論まで全方位で活動。現在、ローカリゼーションマップのビジネス化を図っている。著書に『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』 共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。ローカリゼーションマップのサイト(β版)とフェイスブックのページ ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih