越えられない壁 欧州言語と日本語の差 (1/3ページ)

2013.11.10 06:00

 先日、友人と雑談している時に、こうぼくは尋ねた。彼は料理に詳しい。

 「スペイン料理の店は世界の何処の街にも一様にある、というわけじゃないよね。フランス、イタリア、中国、日本といった国の料理ほどにはスペインの料理は一般的じゃない。どうしてだと思う?」

 日本をみても一時スペイン料理がブームか?と思われるときがあったが、どこの街角でもみつかるような定着の仕方はしていない。欧州の街を歩いていても(当然、スペイン以外の国々だが)、スペイン料理の店がここかしこにあるという印象がない。

 ぼく自身、スペイン料理は昔から好きで手ごろに食べられる皿が多いので、このイマイチ感がとても残念だ。それで友人の意見を聞いてみたわけである。

 「香辛料がスペイン料理では重要な役割を果たしていて、そのコンビネーションも複雑だ。ここに難があって一般的な普及が果たせないのではないか?」と彼は答えた。

 スペインはアラブ世界の影響が強いが、料理においても同様で、それがフランスやイタリアのように現代の定番料理になりきれない一因ではないかという。パエリアはファンが多いが複数名からの注文で調理に時間がかかることが多いのも一つの壁かもしれない。スパゲッティとは違う。

 いずれにせよ、確かにスペイン料理の匂いにはクセがある。だが、それも馴れではないか。味も馴れでかなりのバリアは消滅するものだ。

何事にも壁はつきものだ

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