ロンドン中心部、ソーホー・ガーデン近くの投票所で「残留」に投じた広告代理店に勤めるジーェムズ・ベーカーさん(29)は、「ロシアの伸長に対抗するにはEUに留まって他国と連帯すべき」と考え、ビラ配りなど残留派の運動に参加。「憎悪や外国人嫌いを広げるべきではない。投票結果が出れば離脱派と和解したい」と語った。
一方、チェルシー地区で教師を務めるマリア・シンプソンさん(48)は、「EUが官僚的で民主主義が守られていないようなので疑問に思っていた」と離脱に投票したが、家族や親族の間でも論争が生じたと打ち明け、「うんざりしている」と話した。